En la unidad anterior, hemos aprendido las letras del alfabeto español, uno de los elementos que constituyen el sistema de escritura del español. En esta unidad, aprendemos la relación entre la ortografía y la pronunciación. Pero, antes de entrar en el tema, vamos a ver la diferencia entre las vocales y los fonemas.
前課では、スペイン語の書記システムを構成する諸要素のうち、使用文字について扱いました。この課では、綴りと発音の関係を扱います。この関係を理解しやすくするために、まず、「音声」と「音韻」の違いを知っておきましょう。 そもそも、言語には音声を持つもの(例:日本語、英語、スペイン語など)と持たないもの(例:日本手話、アメリカ手話、スペイン手話など)があり、言語の音声についての研究には、音声学と音韻論があります。おおまかに説明すると、物理現象としての音を扱うのが音声学であり、物理現象としての音が1つの言語の音の体系の中で持つ機能を扱うのが音韻論です。スペイン語の学習に引きよせて言い換えると、「スペイン語の音は、実際に(物理的に)どのような音なのか」(音声学)、「それがスペイン語の音としてはどのように聞こえるのか(認識されるのか)」(音韻論)、といったところでしょうか。
次の具体例で音声と音韻の違いを理解してみましょう。口の動き(唇を閉じているか開いているか、舌の位置、鼻を呼気が通るかどうか、など)を意識しながら、次の3つの単語を発音してみてください。
各単語に含まれる「ん」は、同じ1つの音として聞こえます(認識されます)が、口の動きは異なることに気がつきましたか?口の動きが異なるということは、音の出し方が異なるということですから、物理的な(音声学的な)音としても異なるということです。つまり、音声学的には異なる3つの音(
国際音声記号、IPAではそれぞれ [m] [n] [ŋ] と表されます)を、音韻としては1つの「ん」として認識しているということです。
「日本語には母音が5つあるが、英語(アメリカ英語)には13ある」というような話をどこかで聞いたことがあると思いますが、これは、日本語より英語の方が物理的な音としての母音を多種持っているというだけの意味ではありません。物理的な音としての母音を聞いたときに、それを他の母音とは別のものと判断する枠組み(音韻体系)が異なるという意味でもあるのです。例えば、英語母語話者は、hatに含まれる [æ]とcutに含まれる [ʌ]を別の母音として認識していますが、日本語母語話者はどちらも「あ」と認識するでしょう。日本語の「あ」の範囲には、英語の[æ] [ʌ]のどちらもが含まれるからです。そういえば、母音とはどういう音を指して言うか知っていますか?もし知らなければ今のうちに確認しておきましょう。
さて、スペイン語の書記システムの重要な部分である綴り方は、スペイン語の音韻体系に対応しています。従って、綴り方を学ぶということは、スペイン語の音韻体系を学ぶということになります。最初の頃は、「何回聞いても、綴りのように聞こえない」と思うかもしれませんが、それはスペイン語の音韻体系とそれに対応した綴り方との関係をまだよく理解できていないからです。少しずつ、訓練によって、この対応を身につけていくのです。とは言っても、日本語母語話者にとって、スペイン語の綴りと発音の関係は比較的学びやすいものです。頑張りましょう。