2018年度前期スペイン語初級受講案内

京都大学のスペイン語コースの特徴
 
京都大学のスペイン語コースは、「国内屈指の研究型大学で」「自立した学生を対象に」「教養教育として」行われているものです。従って、巷の語学学校で行われているスペイン語教育とは異なり、スペイン語運用能力を伸ばすことだけを目的としているわけではありません。これは、後述の成績評価構成を見てもらえばわかります。
 もしスペイン語運用能力を大きく伸ばすことを希望している場合は、通常コース(文法・演習)だけではなく、加えて会話コースを履修することをすすめます。ただし、学習負荷は高く、定員も極めて限られています。

スペイン語コースの目的
 スペイン語コースの目的は、「スペイン語圏の文化や社会に関する知識を獲得し、これらについての思慮とスペイン語学習の経験を通じ、柔軟で幅広い物の見方を身につけつつ、カルチュラル・インテリジェンスを高めること」です。

スペイン語コース履修に必要なもの
1. 主体性
 スペイン語コースは、履修者が主体性をもって学習に取り組むことを前提として設計されています。

2. 計画性
 スペイン語コースでは多様な課題を複数準備しています。提出時期も1つではありません。従って、自分の手で学習計画を組み立てる必要があります。学習計画を立てるために必要な情報(授業進行予定や課題提出期限など)は、サイト内で提供しています。

3. 継続性
 新しいこと、とりわけ新しい言語を学ぶためには、日々の積み重ねが不可欠です。

4. ノートPCあるいはタブレット端末
  スペイン語コースでは、紙媒体の教科書に代えて、本サイトを教科書として利用しています(内容一覧はこちら)。授業時にはノートPCあるいはタブレット端末を持参してください。期末試験もサイト内で実施しますので、ノートPCあるいはタブレットがなければ受験できません。機器の長期貸し出しも行っていますので、必要な場合は、「連絡」から申し込んで下さい。ただし、準備している機器の数に限りがあるため、貸出申請が多い場合は希望に添えないことがあります。

5. 辞書および参考書
  辞書は、小学館『西和中辞典(第2版)』、小学館『ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典』、白水社『現代スペイン語辞典(改訂版)』のいずれかをすすめます。これらに基づいた電子辞書でもかまいません。できるかぎり実際に手にとって確認してから、使うものを決めてください。参考書については、コース初期に各クラスで紹介があります。

6. サイト利用権
  サイトの4課以降にアクセスするためには、利用権を購入し、サイトにユーザ登録する必要があります。利用権は生協吉田ショップで販売しています。


スペイン語コースが提供するもの
 上記の必要物が揃っていれば、スペイン語コースの履修を通じて、おおよそ以下のようなものが得られるはずです。
  • タイムマネジメントの経験(前期・後期)
  • 「持ち込み可」の試験を受ける際に有用な資料を準備する技術(前期・後期)
  • 自分という存在について文化的・社会的に省察する機会(特に前期)
  • スペイン語履修者集団内における自らの位置を知る機会(前期・後期)
  • アカデミックレポートを作成する際の資料検索の初歩的技術(後期)
  • アカデミックレポートを作成する際、適切な引用や出典情報記載を行う基礎的技術(後期)
  • スペイン語学習を通じて異文化と向かい合う経験(前期・後期)
  • 辞書や機械翻訳などのツールを利用して現実の(=教育用に簡易化していない)スペイン語を読み聞きして理解する経験(前期・後期)
  • 学んだ文法知識をオーラル・コミュニケーションに応用する経験(前期・後期)

成績評価の構成

 コースの目的に沿って、以下のような条件・課題・試験を設定しています。なお、各課題において剽窃等の不適切行為が確認された場合、当該の課題の評価全体が0点となります。

 <IA(文法)>
項目内容等評価における割合
授業出席(条件)最低10回(試験回およびフィードバック回は含まれない)。出席が9回以下の場合は成績評価の対象とはならない。休講により総授業回数が減っても最低10回という基準に変更はなし。0%(評価を受けるための前提条件)
学習振り返りアンケート(条件)設問を通じ、自分のスペイン語学習を客観的に振り返り、改善を図るために行う。5月21日〜5月31日と7月21日〜7月31日に各1回、合計2回実施する。2回ともに回答しなければ成績評価の対象とはならない。0%(評価を受けるための前提条件)
ユニットテーマに関する日本語エッセイ(課題)10のユニットテーマのうちから8つを選び、具体的な指示に準拠しつつ、600字程度のエッセイを作成する。異文化理解を深める前提として、自己について文化的・社会的観点から省察し、自己を相対化する目的で実施する。締切7月22日。40%(提出1回あたり5%。9回以上提出しても点数は変わらない)
スペイン語作文(課題)辞書等のツールを適切に用いれば、学習経験が浅くても正しく文を構成できることを確認する。課題実施授業への出席必須。3回実施する。締め切りは課題実施授業の翌々日23時59分59秒。20%(配分は各回実施時に提示する)
期末試験(定期試験)辞書(電子辞書含む)利用可、ノートやメモなども電子ファイル化したものであれば参照可能といった条件で実施する。主として、初歩的文法知識と、実際に用いられているスペイン語文章の読解能力を問う内容。7月24日(火)6限目実施。40%

 
 <IA(演習)>
項目内容等評価における割合
授業出席(条件)最低10回(試験回およびフィードバック回は含まれない)。出席が9回以下の場合は成績評価の対象とはならない。休講により総授業回数が減っても最低10回という基準に変更はなし。0%(評価を受けるための前提条件)
スペイン語ビデオ作成(課題)指定された条件に従って会話文を作成し、ペアあるいはグループで実際にその会話を行う。その様子をスマートフォン等でビデオ撮影し、ファイルを提出する。課題実施授業への出席必須。3回実施する。提出締切は課題実施授業日の23時59分59秒。45%(配分は各回実施時に提示する)
期末試験(定期試験)1対1の対面方式で、スペイン語による質問3つから4つにスペイン語で回答する。5分程度。第15回目(定期試験期間)と第16回目(フィードバック期間)に行う。55%

 
出席の扱い
  • スペイン語コースでは、成績評価のために出席管理システムのデータを用います。
  • 出席確認は出席管理システムのデータのみでなく、各担当教員固有の方法もあわせて実施します。
  • 出席データ登録のためには学生証が必要です。出席したにもかかかわらず、学生証を忘れて出席登録ができない場合は、クラス担当教員に申し出てください。
  • 欠席した場合でも、病気やケガ、その他やむを得ないと認められる理由の場合は出席として扱います。出席扱いを希望する場合、欠席授業・欠席理由・証明書類(診断書等)の詳細をサイト連絡フォーム(部会直通)から送ってください(提出先はクラス担当教員ではありませんので注意してください)。なお、本学に「公欠」という制度はありません。「(部活動などの)大会参加」「短期留学プログラムへの参加」といった理由はやむを得ないものとは見なされません
  • 「別の講義の宿題問題集を解いている」「ずっと居眠りしている」など、「出席していても授業に参加していない」とクラス担当教員が判断した場合、クラス担当教員は受講者の当該授業の出席データを「欠席」に修正することができます
  • 授業開始後20分までの入室を遅刻として扱います。3回目の遅刻は欠席に読み替えられます(4月9日追記)。
  • 不適切行為により出席を偽ったことが確認された場合、当該受講者の出席データは全回分欠席として扱われます。

スペイン語相談室
 下記要領で開室しています。留学相談や学習上のアドバイス、技術的サポート(サイト登録等)まで、専任教員が幅広く対応します。
  日時:火曜日および木曜日の12時から13時(変則授業日は除く。授業期間中のみ)
  場所:教育院棟2階 カンバセーションルーム

学習データの利用について
 スペイン語コース履修中に発生するすべての学習データ(アンケート回答データや作文データ、ビデオ課題ファイル等)は、匿名化の上で教育改善を目的とした調査研究に用いることがあります。


サイト登録について
 サイト登録は、以下のような手順で進みます。
   ①生協吉田ショップで利用権を購入(受講者)
   ②サイトで新規登録(受講者)
   ③生協吉田ショップから送信される購入データに基いて登録承認(部会)
   ④登録メールアドレス(KUMOI)に本人確認メールを送信(部会)
   ⑤本人確認メール中のリンクをクリックする(受講者)
   ⑥登録が有効になる
  • ③における生協からの購入データ送信は1日1回です。週末はデータ送信は行われません。したがって、金曜午後に利用権を購入した場合、その購入データが届くのは週明けになることがあり、その分だけ承認作業が遅くなります。現在の承認作業状況は「ニュース」に掲載してあります。
  • 登録にあたってのよくあるトラブルについてはQ&Aの13番にまとめてあります。

その他
 
Q&Aも参照してください。サイトに掲載されていない情報で知りたいことがあれば、「連絡」から問い合わせるか、相談室を訪ねてください。
 
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