関西外国語大学イベロアメリカ研究センター 2024年度秋学期公開講座
魔術的リアリズムの国、南米コロンビアの魅力を知る
2025年大阪・関西万博に単独パビリオンで出展する南米コロンビア。訪れる前に国の魅力、日本との関係等を知っておきましょう。3回連続講座ですが、いずれか1回のみの参加も歓迎です。(ニュース記事掲載時点で第1回講演は終了しおりますので、第2回と第3回講演のご案内とします。ご了承ください。)
日時:2024年11月12日(火)、11月26日(火)
いずれも17:00~18:30(16:30分開場)
方式:対面/オンライン ※いずれも要申し込み
(対面開催)場所:関西外国語大学中宮キャンパス(枚方市中宮東之町16-1)
マルチメディアホール(正門を入って左手の建物)
申し込み:各開催日2日前まで(オンラインについては開催日当日まで)
※新規申し込みの方
下記申込フォームまたは添付の講座パンフレットのQRコードから
https://www.ocans.jp/kansaigaidai/schedule?fid=R8C6tqGZ
→申込完了メールが届きます。
※今まで(過年度を含む)申し込んだことがある方
下記マイページのログインプログラムから
https://www.ocans.jp/kansaigaidai/entry/login?fid=R8C6tqGZ
(ログインできない方は、ログイン画面で「パスワードを忘れた方」をクリック)
→マイページからの予約では申込完了メールが送信されません。予約状況はマイページ上でご確認いただけます。
主催:関西外国語大学イベロアメリカ研究センター
問い合わせ先:ibero-2024@kansaigaidai.ac.jp(イベロアメリカ研究センター)
講座パンフレット.pdf
講演者紹介パンフレット.pdf
オンライン公開講座 視聴方法PC編.pdf
オンライン公開講座 視聴方法スマホ編.pdf
<講座概要>
第2回 11月12日(火)17:00~18:30
知られざるコロンビアの素顔―その魅力と歴史
講演者:寺澤辰麿氏(日本コロンビア友好協会会長、元駐コロンビア日本大使)
1)ニコラス・タンコ・アルメロの訪日とその生涯:明治4年11月、コロンビア人が横浜港に着いた。彼は、初めてスペイン語で維新後の日本紀行を出版した人物であるが、彼が訪日するに至った経緯とコロンビア社会をその生涯を振り返りながら紹介する。
2)コロンビアの政治・経済・社会の特異性とその魅力:コロンビアといえば治安の悪さが直ちに想起されるが、その原因とそのイメージが定着した理由とともに、そのような社会状況の中で経済的安定成長の奇跡と、民主的な政治体制を構築してきた憲政史を紹介する。
3)我が国との外交関係:1908年の友好修好条約の締結とその後の移民の歴史について紹介する。
第3回 11月26日(火)17:00~18:30
魔術的リアリズム作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの作品と波乱に富んだ人生
講演者:木村榮一氏(スペイン文学・ラテンアメリカ文学翻訳者、神戸市外国語大学名誉教授)
イスパノアメリカの総称で知られる新大陸のスペイン語圏の国々では、1960 年代後半からすぐれた作家、詩人が次々に登場してきて、世界の文学に撃を与えたことは記憶に新しい。中でもコロンビアの作家で、 1983 年にノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア=マルケスは、独自の幻想性をたたえた筆致である一族の歴史をたどった小説『百年の孤独』によって世界中の読者を魅了、驚嘆させたことはよく知られている。今回の講演ではこの作家を中心に20世紀のラテンアメリカ文学を概観できればと思っている。