第21回ラテンアメリカ教養講座全4回(オンライン)フィリピンとメキシコを結ぶ歴史に迫る
かつてメキシコがスペインの支配下にあり、「ヌエバ・エスパーニャ」と呼ばれた16世紀から19世紀初頭まで、フィリピン諸島はその「ヌエバ・エスパーニャ」の統治下にあった。メキシコのアカプルコ港とフィリピンのルソン島のマニラ港を結ぶ太平洋航路では、「ガレオン貿易」が行われていた。フィリピン総督や修道士は、スペインからメキシコを経由して、マニラに赴任した。アジアの品々はマニラを出発し、アカプルコから陸路でベラクルスを経由して、スペインのセビーリャに運ばれた。約300年に及ぶこの貿易ルートにおいて、メキシコはヨーロッパとアジアの経由地に過ぎなかったのだろうか。今回の講座では、この疑問を出発点とし、講師の方々とともに答えを見つけてみたい。
日時:2023年6月2日より毎週金曜日(全4回)18:00~19:00
主催:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
参加方式:Zoomによるオンライン ※事前申込要
参加費:無料
申込み:https://forms.gle/SFPpbYKBabaMTFXu8
各講座のテーマと講師
第1回 6月2日(金)「マニラのスペイン人」 立岩礼子(京都外国語大学)
第2回 6月9日(金)「太平洋を渡った有田焼のチョコレートカップ」 野上建紀(長崎大学)
第3回 6月16日(金)「メキシコとフィリピンのコロニアル建築をめぐって」 ホアン・ラモン・ヒメネス(滋賀県立大学)
第4回 6月23日(金)「ココナッツの方舟―東から東へ」 宮原曉(大阪大学)
問合せ:京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL:075-925-6853
E-mail:ielak@kufs.ac.jp